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春季全国高等学校演劇研究大会

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年度末になると高校演劇では通称「春フェス」と呼ばれる全国大会が行われる。
この全国大会は、北海道、東北、北関東、南関東、中部、近畿、中国、四国、九州の各ブロック大会で優秀賞1席を獲得した学校に出場権が与えられる。特筆すべき事は、優劣を決める大会ではないので、春フェスには審査員がいないのである。つまり出場校は様々な思いを抱きながらも、最後の舞台を上演するのである。ブロック大会で最優秀賞を獲得した学校は、国立劇場での上演を目指して全国大会へ出場する事が出来るが、全国大会が行われるのは翌年度の夏である。従って、キャストの中に3年生がいた場合、その3年生は全国大会には出場出来ないため、全国大会はオリジナルキャストじゃない場合がある。しかし春フェスは年度内に開催される全国大会のため、ほとんどの出場校がオリジナルキャストで上演をする。従って、高校演劇のもうひとつの頂点がこの春フェスなのである。

東日本大震災が東北地方に大きなダメージを与えた2011年3月。それから1年後の2012年3月。第6回の春フェスが宮城で開催された。震災復興宮城大会というサブタイトルを冠して。第7回は福島で。第8回は岩手で開催された。被災3県で開催された春フェスは、被災地を元気づけてくれた。

そして今年は第16回目の春フェスが大阪で行われようとしている。詳しいことは、全国高等学校演劇協議会のページで。

現在コロナ感染の第6波が日本を襲っており、3月の春フェスがどうなっていくのか心配。観客を入れるのかどうかは全国の事務局で判断するのだろうが、大会が中止になることは無いだろう。観客がいないホールでの芝居は本当の意味ではお芝居じゃないと私は思っている。観客が舞台から何かを感じて反応し、その反応を受け取りながら役者は芝居をするのが演劇。だからこのコロナとの戦いは演劇界にとっても大きな闘い。

翻って足元を見たとき、教育委員会からの通達で部活動が出来ない今、各校は部員数の減少とも闘い、部の存続とも闘っている学校もあると思う。冬が終われば春が来る。高校演劇最大のお祭り、春フェス。遠くから声援を送りたい。

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