ログインできない事故発生
先週の木曜日、bbPressのデザインを変更しようと、functions.phpファイルを修正しました。よくアドレスを確認しなかった私が悪いのですが、どうやらWordPress本体のfunctions.phpを修正してしまったようで、ログインが出来なくなってしまいました。何となく修正した個所を元に戻してみたのですがダメで、サブのアカウントでもログインできない状況に。他に相談する相手もいないので、ついにバックアップから復元という最終手段を取る事にしました。
THE高校演劇で導入しているバックアップシステムは、UpdraftPlusというプラグインです。毎週木曜日にバックアップを取るように設定していたので、その日の朝にバックアップが取られていて、ほぼ直前のバックアップが残っているという幸運。早速リカバリーを試みたのですが学校の回線ではうまく行かなかったので、自宅でやってみました。後世のために、ここにその記録を残しておこうと思います。
WordPressのインストール
まずは、THE高校演劇と同じアドレスにWordPressをインストールします。これは、レンタルサーバー側にそういうオプションがあるので、サクッと出来てしまうのですが、新しくインストールするという事は、これまで構築してきた全てを放棄し、まっさらな状態に戻す事なので、覚悟と勇気がいります。もうね、UpdraftPlusがうまく機能する事を祈るしかないんですよね。WordPressインストールの際には、管理者のアカウントを設定するのですが、これは前回と同じアカウントにしなくてもいいという事が後からわかりました。また、UpdraftPlusプラグインの有料版を使っていないので、復元は元の場所にしか復元できないようでした。
UpdraftPlusプラグインのインストールと設定
WordPressのインストールが済んだら、UpdraftPlusをインストール。と思ったら、既に入っているではありませんか。という事は、Updraft PlusはWordPress標準のバックアッププラグイン認定ということかと思うと、安心感が高まりました。
さて、ここからが時間のかかる作業。バックアップはGoogleDriveに取ってあるので、バックアップ先をGoogleDriveに指定しました。「バックアップ/復元」タブの「リモートストレージを再スキャン」をクリックしたら、既存のバックアップが表示されました。当然ながら個人のGoogleDriveでは容量の関係でバックアップしきれないので、職場で使っているアカウントのドライブを借用しています。こちらだと仙台市がGoogle Workspace for Education Fundamentalsを契約してくれているので、ほぼ容量無制限です。
THE高校演劇では、3世代までバックアップを保存する設定にしていたので、しっかり3週分残っていて頼もしい限りです。ちなみに、THE高校演劇の現在のディスク使用量を見たら、37GB程度だったので、3世代分だと111GB程度になる換算。
早速復元をクリックするも、マウスカーソルがクルクルして、ブラウザが応答しなくなるということの繰り返し。これは家でやるしかないと思いつつも、もしこの瞬間誰かがTHE高校演劇を訪れたら、「アイツ、またサイト消しやがった!」と思うに違いない。これではマズイと思い、インストール時にデフォルトで表示されている「Hello World」ページを「現在バックアップからの復元テストを実行しています。しばらくお待ち下さい。」と苦しい言い訳に書き換え、家路を急いだのでした。
ただ復元をクリックしても復元されない
家に帰ってから、再度復元をクリックしてみたが、やはりマウスカーソルクルクルで復元しない。よく見たらまずバックアップするデータをダウンロードしなければ行けなかったのでした。「データベース」「プラグイン」「テーマ」「アップロード」「その他」をそれぞれクリックして、WEBサイトの方にダウンロードします。ダウンロードの進捗状況はプログレスバーに表示されるのですが、これも長い作業なので時々止まります。止まったらブラウザのリロードをすることで、ダウンロードを再開させます。1時間以上かけてダウンロードが完了したら、いよいよ復元です。
復元するコンポーネントを選択:と出るので、もちろん全て選択します。次へをクリックするとデータの整合性がチェックされ、最終確認で次へをクリックで復元が始まりました。ダウンロードにものすごく時間がかかったのですが、復元は1~2分で終了。あっけなく完全復活してくれました。早速ログインしようとするも、GoogleはWordPress再インストール時に作成したアカウントを覚えていたため、ログイン失敗。以前のユーザー名とパスワードを手入力して、ログイン成功。データベースの復元とはこういうことかと実感したのでした。
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