宮城広瀬高校演劇部
     大会参加・初めの10年

基本的に、夏に合宿をやって、文化祭公演をやって、その作品を
手直ししてコンクールへ、という活動パターンを作った時期。

 参加年    演  目  部 長
1985年 Turning  Pointo  E.SAWAGUTI
1986年 Seed― 天王星物語  J.NAGASAWA
1987年 探偵小説 S.SUZUKI
1988年 戦の夜の夢 K.UMETU
1989年 旅立ち〜プルンの泉は心の目〜 M.MARUYAMA
1990年   跫 M.SIBATA0
1991年 SEED  T.SINO
1992年 Out of  Contorol M.OGWA
1993年 DOLL H.HUKUTI
1994年 消えたビー玉 A.KOBAYASI
1995年 学習図鑑  

 

1985年 10月26日(土)
仙台地区大会    於・仙台市中央公民館
上演18    『Turning  Pointo 』   
                  作・演劇部
あらすじ

 いつまでも子どもの心で>
 いつまでも子供の心を失わずに。
 大人になれたら、こんなに苦しむことはなかったのに。
 「私は大人なんかになりたくない。」そう言っていた彼女もやがて、大人の世界を知り、大人になってしまうのでしょうか ?
 そう、丁度今夜は80年祭。美里がウェンディになるはずです。たぶん・・・
 というわけで、初めてお目にかかる広瀬です。えっ、知らない ?そんなはずないでしょう ? ほら、茶色の制服の・・・ね ! とにかくふつつか者たち(ほんと !)ではございますが、どうぞよろしくお引き立てのほどを・・・、ちょんっ !
スタッフ キャスト
演出 J.NAGASAWA 美里 S.SUZUKI
舞台監督 E.SAWAGUTI E.SAWAGUTI
装置 T.SAKATSA     M.NISIMURA 森下 Y.TAKAYA
N.SASAKI M.TABATA 真澄 M.YUUKI
Y.TIBA M.TAKAHASI 真澄の母 Y.TAKAYA
J.SUZUKI N.TOBITA ピーターパン S.HINO
照明 N.SASAKI M.TABATA 名づけ H.INADA
J.NAGASAWA コダマ Y.WATANABE
効果 E.SAWAGUTI K.HARADA Y.ARAKAWA
Y.WATANABE Y.ITOU    
衣装 Y.TAKAYA E.SAWAGUTI    
演出のことば

 「文化祭だけじゃ、ものたりない !」という部員たちの声から一年が経ちました。
 これまで校内では4回上演しております。「もうそろそろチャレンジしてみるか」という先生の声をスタートとして、今年初めて皆様にお目にかかることとあいなりました。初出場でいきなり創作劇というのも、すこし無理があるのでは・・・とも思いましたが、創作も私達が前々から望んでいたことでもあり、それならばいっそ、記念すべき第一回にやってみよう、ということになったのです。いろいろと苦労しましたが、苦しい分だけみんな燃え上がり、またそれ以上の喜びもありました。どうかじっくり御覧ください。

 中央公民館の体育館だった。体育館に演劇用の照明を臨時に設置して。
 装置は五階まで、階段をよいしょこ運んだ。それを恐れて、みんな装置を小さくした。私達だけ、恐れを知らないから、生徒会諸君の全面的手伝いを得て、よいしょこ、運んだ。だから、装置だけは目立った。初参加なのに地区大会舞台美術賞をいただいた。
 はじめてなのに、いや、はじめてだからこそと言うべきか、部員達は、実行委員会の中で、早くも中心的な活躍をみせていた。

 

 

1086年 4月
新入生歓迎公演  『エレベーター』
1986年 9月
広高祭公演  『Seeedー天王星物語』
1986年 12月
老人ホーム慰問公演 『 夕 鶴 』

 

 

1986年 10月9(木)
仙台地区大会    於・仙台市民会館小ホール
上演2   『Seed― 天王星物語 』   
                  作・演劇部
あらすじ

 「地球に最終戦争が起こり、植民星として繁栄しつつある天王
星に向けて核弾頭が撃ち込まれた。
 多くの人々が倒れ、生き残った人々は拡散された放射能を避けて、いくつかの地区に閉じこもった。
 かくして彼らは死を恐れ、人間種としての生命の延長をひたすら計り続ける。
 これは遥かな未来の話であるが、全て未来の種は現在まかれているのである。
             ―記録による予言第二章より―

 今夜は“ファイブ・スター・フェスティバル”。天王星の五つの衛星が十年に一度、まっすぐに並んで見える日。そして条件が整うのもその時・・・。
 シードはどこだ ?
 シードはまだか・・・!!
スタッフ キャスト
演出 J.SUZUKI 美里 S.SUZUKI
舞台監督 J.NAGASAWA レイ S.HINO
装置 Y.TAKAYA     K.TANNO エントロピー J.NAGASAWA
H.KUKU Y.ARAKAWA コロスA
(管理官)
J.SUZUKI
G.MIYAMOTO   コロスB
(教育官)
A.SUZUKI
照明

M.SUMIYOSI K.SYOUJI コロスC
(記録官)
H.INADA
K.SANPEI S.HANEDA    
M.KONNO Y.SAIYO    
Y.WATANABE T.SATO    
H.INADA      
衣装メイク Y.ARAKAWA S.HINO    
M.SATO      
演出のことば       

 やってまいりました広瀬高校です。三年生が大半を占める中、練習もあまりできませんでした。しかし、やる気は十分です。地区大会参加二回目という経験不足もなんのその。思いっ切り突っ走りたいと重います。幕が開いてからの一時間、「これが広瀬だ!!」という劇をぞんぶんやるつもりです。“美里ちゃんアドベンチャーシリーズ第2弾”をどーぞ見てやって下さい。

 創作「SEED」のはじまりである。この作品は、広高演劇部のなかで様々にバージョンを変えて幾度もかかわることとなる。創作の、ひとつの基石となった。みんなこの作品が大好きだった。
 地区大会創作脚本賞をいただいた。

 

  

 

1987年 10月31(土)
仙台地区大会    於・戦災復興記念館
上演2   『探偵小説 』   
                  作・松本和子
                  潤色・演劇部

あらすじ

 この話は,田波家というある一家の話です。まず家族は田波うめ。,その娘、千鶴。その娘(うめの孫)ヒロシ。うめの息子、雄太郎。その妻、京子。雄太郎と京子の子供つまりうめの孫、長男の道彦。長女の史子…・・おわかりいただけたでしょうか?その一家が何をするかともうしますと………しまい
夢 うめさん、宝くじにあたって,みんながそのお金はしさによってくる,そこで探偵小説が好きなうめさん,みんなに探偵ごっこをやらせます。もちろんお金がかかっています。目の色変えてみんながやっているのにうめさんなかなかお金を出しません。そ−こ−しているうちに・・・・ど−なることでしょうか。
 
スタッフ キャスト
演出 A.Suzuki 田波うめ T.TIba
舞台監督 H.Igari 田波雄太郎 S.Haneda
装置

R.Hasimoto 田波京子 A.Suzuki
H.Igari 田波道彦 G.Miyamoto
K.Sanpei 田波史子 K.Andou
Y.Watanabe 田波千鶴 S.Suzuki
照明 K.Sanpei 田波ヒロミ  T.Ootomo
音効 H..Igari 夢の精A M.Konno
衣装メイク Y.Wtanabe 夢の精B  H.Matusita
Y.Tiba 隠れ夢 R.Hasimoto
演出のことば       

 いやー苦労しました。大変苦労しました。と言いつつ私は何もしてなかったような…−−−−−−
 苦労した分楽しいこともありました。
 今年は1年生4人とちょっと少ないような気がしますが、騒がしさ,楽しさはその何十倍にもなります。
 なにしろ,がんばりました。まだものたりない分,いくつもあると思います。でもこれが私たちの苦労した劇です。
 ど−ぞごゆっくりごらん下さい。
 

 潤色には、作者の許可をいただかなければならないという、単純なこともわからない顧問であった。作者にはほんとに失礼してしまった。阿部順夫先生からやんわりと注意を受けた。おおらかな時代であって、よかったなあ。
 演劇部を立ち上げたメンバーが、全員卒業し、あの熱気が去って、転換期が来た。混迷していたのは私だったような気がする。

 

 

1987年 4月10日
新入生歓迎公演    於・広瀬高校体育館
   『学     校 』   
                  
スタッフ キャスト
演出        GIITI MIYAMOTO 生徒A AYUMI TAKAHASI
舞台監督 AKIKO SUZUKI 生徒B MANAMI KONNO
装置  HUMIHIKO IGARI 先生A YOUKO WATANABE
照明 KATUYUKI SANPEI 先生B SINOBU SUZUKI
SADAHIRO HANEDA 先生 GIITI MIYAMOTO
YUUKI SAITOU    
音効 AKIKO SUZUKI     
衣装メイク SADSHIRO HANEDA    
AKIKO SUZUKI    

 

 

1987年 6月27日
新人アトリエ公演    於・広瀬高書道室
   『学     校 』   
                  
スタッフ キャスト
演出        GIITI MIYAMOTO 主婦 TIBA
舞台監督 AKIKO SUZUKI 強盗 ABDOU
装置  HUMIHIKO IGARI 情婦 HASIMOTO
照明 KATUYUKI SANPEI 押し売り OOTOMOI
SADAHIRO HANEDA 借金取り MATUSITA
YUUKI SAITOU サークル  KONNO
音効 AKIKO SUZUKI     
衣装メイク SADSHIRO HANEDA    
AKIKO SUZUKI    

 

 

1988年 10月29(土)
仙台地区大会    於・戦災復興記念館
上演2   『戦の夜の夢 』   
                  作・北野 茨
                  
あらすじ

 ひょんなことから太平洋戦争中の日本にやってきた,妖精のパック。そこでパックが出会ったのは,あかるく,ひょうきんな,4人の娘たち。うす暗い防空壕の中で,パックはしだいに娘たちとうちとけていく。しかし,そんを彼女たちとはうらはらに,しだいに戦争は激しさを増してゆく。そしてある日,ついにこの町にも空襲が…
 
スタッフ キャスト
演出 R.Siratori パック R.Hashimoto
助演出 M.Maruyama 京子 S.Kimura
舞台監督 J.Takahashi 勇子 M.Nemoto
装置

J.Takahashi 英子 M.Maruyama
K.Umezu 勝子 K.Sagawa
T.Igarashi 憲兵の声 T.Igarashi
H.Igari    
照明 K.Umezu    
音効 T.Igarashi    
S.Haneda    
衣装メイク R.Hashimoto    
S.Kimura    
M.Nemoto    
M.Maruyama    
K.Sagawa    
R.Siratori    
演出のことば       

 私は1年生で演劇も初心者なので,全く演出とは何をやったら良いのかは分かりませんでしたが,キャストの頑張りのおかげでなんとか演技らしくなりました。
 

 五人のキャストはすべて一年生。先輩たちも、この一年生を盛り立てようという気持ちが強かった。私もこのあたりから、この芝居の長所と短所が、いくらか、わかるようになってきた。脚本が気に入って、とにかくやりがいのある芝居だった。
 

 

1989年 11月2日(木)
仙台地区大会    於・泉ティ21小ホール
1989年 11月12日(日)
宮城県大会   於・仙台市民会館小ホール
上演10   『旅立ち〜プルンの泉は心の目〜 』   
                  作・小山 賢治
                  
あらすじ

 プルンの泉はミサトの心。心を通して世界が見える。見えた世界がネバーランドを作るんだ。’’さあ、あをたも一緒にネバーランドヘ行ってみませんか?
スタッフ キャスト
演出 M.Saito みさと S.Kimura
舞台監督 K.Umezu かおり M.Nemoto
照明 K.Umezu ピーターパン   〃
音効 R.Siratori しゅう Y.Kikuti
装置 S.Yosida 名づけ   〃
M.Sibata 笛吹き H.Hayasaka
K.kubo ノック T.Igarasi
衣装メイク K.Kanae こだま K.Sagawa
    母  M.Maruyama
演出のことば       

今回は久しぶりの創作劇で、顧問の小山先生が書かれたものです。部員全員が創作劇を演ずるのが初めてで、今までとは違った広高演劇部の“味”を出せれば最高だと思います。
 見に来て下さっているあなたは、“純粋な心”でこの劇を見て下さい。そうすれば、きっといつか、あをたもネバーランドに行くことができるでしょう。
 さてさて、広高演劇部の創作劇はいかに…。乞うご期待。

 このごろ、ようやく演劇の入口がわかった感じがして、私はこの作品に『広高仮面』を登場させることで、その入口に一歩踏み込んだ。五年目にして初めて県大会に進むことが出来るという結果となった。みんな、特に先輩達はよろこんでくれた。ついにあこがれの県大会に出れたのだもの。
 

 

1990年 10月28日(日)
仙台地区大会    於・仙台市青年文化センター
1990年 11月10日(土)
宮城県大会   於・仙台市青年文化センター
1990年 12月16日(日)
東北大会     於・一関文化センター
上演10    『  跫 』   
                  
作・川名 又一
あらすじ

 とある田舎の高校の園芸科。
 おちこぼれと言われている生徒達がいろいろな問題にぶつかりながらも協力し合い卒業。そしてそれぞれ自分達の人生をスタートさせようとしています。
スタッフ キャスト
演出 M..SIBATA 相澤里美 M.Sibata
舞台監督 K.kubo 鈴木えみ T.Takahashi
照明 T.Sasaki 石川章子 T.Sato
Y.Sato 浅野由美子 M.Sato
音響 K.Tujita 永井まゆみ Y.Sino
S.Yosida 阿部昌子 N.Kobayasi
衣装 N.Hayasaka 早坂 広 A.Hori
S.Yosida 安曇洋子 H.Sato
  山田勝巳 K.Kubo
演出のことば

 文化祭までは3年生の先輩にやっていただいていた演出出をひきついで今の時期とてもたいへんですが、キャトの人達がいい演技ができるように・そしてみんなに、、迷惑をかけないように一生懸命がんばりました。

 前の年から部としての全体の力が一段階上がったと感じていたが、新1年が、その上にそのまま乗っかって力を伸ばしてくるのが、私には新鮮な驚きだった。
 地区大会最優秀賞、県大会優秀賞をいただいて、初めて東北大会に出場した。東北大会では、特に照明関係を全部自分でやるのが当然といわれて、あせった。倫明氏と梅津氏にすっかりおんぶしてしまった。宿が最悪で、生徒に申し訳なかった。でも大会はいい経験だった。

 

1991年 10月13日(土)
仙台地区大会    於・仙台市青年文化センター
1991年 11月7日(土)
宮城県大会  於・仙台市青年文化センター
上演10    『  SEED 』   
              
      原作・鈴木 純
あらすじ

 この物語は,今から遠い未来のお話しです。ある晩,夢を見始めた6人の仲間が何かを求め動きだした。
 しかし,「夢は危険だ」とそれをおさえようとする管理官や教育官達との対立。
 そして,その対立の中での仲間の死。
 一体,彼らは何を求めているのだろうか?
 そして結末は…  
スタッフ キャスト
演出 T.Sato シュウ A.Hori
演出 T.Sasaki トラ T.Sino
照明 T.Sasaki コウ Y.Kobayasi
T.Takahashi タカ M.Ogawa
音響 Y.Sato ミー T.Takahashi
M.Kikuti マイ T.Sato
メイク T.Sato 管理官 H.Sato
衣装 M.Sato 教育官1 K.Tujita
Y.Kohasi 教育官2 M.Sato
小道具 M.Ogawa 教育官3 M.Takeda
Y.Kohasi 教育官4 Y.Kohasi
演出のことば

 この劇は去年の学園ものとは違い、動きがあります。多分,今年と去年のギャップがあって驚くのでは?と思います。
 今回の劇には,音響に70万という大金がかかっています。
 照明の方も去年より機材を多数使うので、照明さんもハリキッてます。
 そして舞台の方も未来とゆうことで,セットをどうしようかとだいぶ迷いました。
 台本もオリジナル台本,演技もオリジナル演技(?) 当たり前かな?
 そして,そしてみなさまに見てもらいたいのは,銃撃戦と,6人のコンビネーション?
 とにかくスタッフ陣もキャスト陣もがんばりました。
 その成果をとくと御覧下さい。

 常識として一番納得いく線をえらんで、それが、演劇的効果からは、よくない道だ、ということはよくある。単独公演のときはあんなにいい芝居ができたのに、なんで? 芝居は生き物、この方がいい、あの方がいい、と考えて手直ししたようけれども、だからよくなるというわけでもない、ということを、この年、みんなしみじみと知らされたみたいだ。

 

1992年 10月24日(土)
仙台地区大会    於・仙台市青年文化センター
上演10    『 Out of  Contorol』   
              
     作・大倉 マヤ
あらすじ

  普通の高校生,ゆりと和也は,ひょんな事からおかしな学校に連れてこられる。そこで出会った桃子を筆頭とする女子高校生5人組は,明るく純粋な心を持っていた。ゆりは彼女たちに「将来は自分の力で切り開くもの」と教える。それまで先生の言うとおりに行動してきた女子高生達にとって,その言葉は忘れられないものとなった。
 ある日、先生が桃子だけに本を渡していた事が発覚し,、問題となる。先生の倣慢な態度にゆりは激怒し,皆を連連れて校長先生のいる職員室へ
向かう。
 ずっと先生を信じてきたこの女子高生達が選択した道とは  ??
スタッフ キャスト
演出 M.Ogawa ゆ り M.Haga
E.Takahashi 和 也 K.Goto
K.Goto 先 生 K.Tujita
舞台監督 Y.Kobayasi 薬屋(校長) H.Hukuti
H.Hukuti 桃 子 M.Konno
音響 M.Kikuti  椿 Y.Sato
M.Sato  桜 M.Takeda
Y.Kato 梅 子 K.Watanabe
照明 T.Takahashi 菊 子 Y.Sato
M.Miura    
M.Saito    
小道具 M.Konno    
メイク M.Takeda    
Y.Sato    
K.Watanabe    
衣装 E.Takahashi    
Y.Sato    
M.Haga    
制作 Y.Kato    
演出のことば

 ものすごく楽しい暗もありました.
 ものすごく嫌な時もありました.
 どんなに苦しい時も,ただ「演劇が好き」という気持ちだけで,みんな頑張りました.
 おもいっきりやります。 どうぞ見て下さい。

 地区大会で最優秀賞をいただいた。芝居としてけっこう印象深いものができた。装置のアイデアも成功した。私はとても喜んでいた。ところが、あまりうまくいったせいか、県大会では、どういうわけか、最後のもっとも印象的なシーンを、わざとぶちこわしてしまっていた。私は県大会本番でそれを見て、あっとのけぞってしまった。今となっては忘れられない、なつかしい、まるで青春そのものだ。

 

1993年 10月17日(日)
仙台地区大会    於・仙台市青年文化センター
上演13      『 DOLL 』
                    
作・如月小春
あらすじ

 何もかわらない普通の女子高生5人。
 「もうすぐ朝だ」「あ,海が白くなってきた」「ほんとだ」「海って広いんだねぇ」「うん」「すごいや」「…ねぇ,死んじゃおうか……」
スタッフ キャスト
演出 K.goto 恵子 K.Kikuti
Y.Sato 麻里 M.Haga
K.Kikuti 京子 Y.Sato
舞台監督 H.Hukuti みどり K.Watanabe
M.Tanioka いづみ M.Konno
Y.Hatamoto 右目 M.Tutita
音響 A.Kobayasi 右耳 K.Goto
M.Kobayasi 左目 T.Hayasi
照明 Y.Sato 左耳 Y.Hatamoto
T.Sekine 上村 K.Goto
小道具 M.Konno K.Goto
T.Hayasi    
メイク Y.Sato    
K.Watanabe    
M.Tutita    
衣装 M.Haga    
M.Kobayasi    
M.Tanioka    
演出のことば

  部員全点,とにかく一生懸命作りました。どうぞリラックスして最後までご覧ください。

 私は高校演劇協議会事務局の仕事が忙しくなって、部活の指導を、この年は思い切って、副顧問に任せた。運悪く、宮城学院が同じ演目であり、比較されることになってしまった。地区大会奨励賞。

 

1994年 10月29日(土)
仙台地区大会    於・仙台市青年文化センター
上演4  『 消えたビー玉 
        
〜「私にとっての戦争」を素材として〜
                  
作・小山賢治
あらすじ

 ‘火攻めの皆殺し絨鍛爆撃”それは千余の罪なき市民を殺し,街を焦土と化しました。
 そして仙台空襲が終わった今なお胸に深い傷を抱く多くの市民がいることを忘れてはならないのです。尊い犠牲者のためにも,祈りをこめてこの悲劇を語り継がねばなりません。
 あの少年のためにも……
スタッフ キャスト
演出 K.Kikuti タケオ K.Goto
舞台監督 Y.Hatamoto ジュン K.Watanabe
装置 M.Atumi アキコ M.Kanno
M.Kobayasi ヤスヒコ M.Sato
T.Hayasi タケオの姉 M.Tutita
R.Suzuki タケオの母 Y.Sato
音響効果 A.Kobayasi タケオの祖父 T.Tiba
S.Ootaa 群衆1 S.Oota
D.Sibayama 群衆2 R.Suzuki
照明 T.Sekine 群衆3 H.Tuji
M.Tanioka 群衆4 J.Isikawa
A.Mayama 群衆5 M.Kobayasi
H.Tuji 群衆6 D.Sibayama
J.Isikawa 群衆7 T.Hayasi
メイク M.Tutita 群衆8 A.Mayama
M.Kanno    
Y.Sato    
K.Watanabe    
衣装 M.Kobayasi    
M.Sato    
K.Goto    
小道具 T.Hayasi    
T.Tiba    
演出のことば

 戦争? わからない!!
 悪戦苦闘の毎日でした。しかし,部員全員でこの劇をつくりあげました。どうぞ最後までゴユックリとご覧下さい。


 演劇部最新情報
 録に囲まれた広い部室にたくさんの部員が仲良く活動しています。ヨロシク! 

 久しぶりの本格的な創作。以前から取り上げたかった素材。朝日の地方版に大きく取り上げられた。客席が満員になった。後半、役者と観客が一つになった。いろんな人が、受けた感動を私に伝えに来た。しかし、「仙台空襲の恐ろしさはこんなものではないから、これは落とす」と審査員のひとりに前もって直接言われ、唖然とした。書けなくなってしまった。今となっては遠い過去のこと、昔はそんなこともあったなあ。いつまでが青春なんだろうね。

 

1995年 10月14日(土)
仙台地区大会    於・仙台市青年文化センター
上演4  『 学習図鑑 
     
〜見たこともない小さな海の巨人の僕の必需品〜
        
作 ・ 遊◎機械/全自動シアター
あらすじ

 山田のぼる君は小学六年生。お母さんはいないけど元気に楽しくがんばってます。学校じゃ人間関係で悩んで家に帰れば夕食のおかずで悩む。ホソト忙しい毎日です。でも実は山田君,もっともっと大きな悩みがあります。そう,ず−っと昔,お母さんのおなかの中にいる時から悩んでいること。それは……。
スタッフ キャスト
演出 D.Sibayama 山田のぼる M.Sato
舞台 Y.Oota T.Tiba
音響効果 M.Sato 松本 T.Takada
H.Tuji 富岡 K.Kikuti
S.Otanaka 木下 M.Kanno
照明 A.Mayama 中西先生 T.Arai
M.Takahasi 少女 A.Simazu
    K.Kikuti
    K.Kikuti
    人妻 M.Kanno
    老婆 K.Kikuti
    ニック吉村 Y.Hisimuma
    ケーシー成田 D.Sibayama
    白衣達 M.Asahi 他
    さんま父 T.Tiba
    さんま母 M.Kanno
    ペキー富岡 T.tiba
演出のことば

 「神がもし人間を創ったと偉ぶるなら,それがどうしたと言ってやる。俺は笑いを創っている」 ある有名人の言葉である。ならばどうした,我々は物語を創っている。神でも何でもない我々が今回創ろうとしているのは胎児の夢の物語‥…・。たとえ風車に向かうドソ・キホーテになろうとも,我々は立ち向かう。後悔しないために。
 〜人生という長い物語を創っている全ての人に〜
 この年、私は副顧問に下がり、部の指導は交換した正顧問に完全にお任せした。見たとき、けっこう頑張って、いい芝居をつくったなと、マジに思った。地区大会優秀賞、県大会出場。
 この年で私は仙台三高に転任する。

 

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